日本犬科学研究室-研究と資料-

ZIN 日本犬科学研究室
那智勝浦町色川樫原
TARO 人を犬に問う 自然史・文化史


研究と資料


研究者紹介


岩手・陸前高田にて・1981

紀伊・太地駅にて・2011.3

沖縄の海辺にて
▼研究者名:井上百合子(いのうえゆりこ)
▼ 生年:1952年
▼ 動物考古学
▼ 早稲田大学大学院考古学専攻修士課程卒

▼ 20代は、遺跡出土の動物遺存体、骨角器の研究を学びました。1987年から紀伊山岳龍神、古座川、色川の奥地に在住。
紀州犬を中心として在来犬を飼育しながら、犬の骨格形態、オオカミとの比較、金属の神々と犬の伝説・祭礼などについて、思いを巡らせてきました。
これから、 このWebページを通じて、
資料を公開し、皆様とご一緒に日本犬について、考えていきたいと思います。
よろしくお願いします。


▼ 研究者名:井上泉(いのうえいずみ)
▼ 生年:1988年
▼ 分子生物学

▼ はじめまして、井上泉です。沖縄好きが高じて2007年に生まれ故郷の和歌山を離れ沖縄の琉球大学農学部に進学し、学部から在籍している研究室の 修士課程1年の学生として活動しました。
もともと生物の勉強が好きで農学部でもとくに生物系の研究がしたいと思い 大学3年生のときにこの研究室に入りました。
私の所属する研究室では日本で沖縄本島・奄美大島そして最近では鹿児島県でも棲息が 確認されたフイリマングースの研究を行っています。
マングースは約100年前に沖縄本島にハブや野ネズミを退治するために導入された、 いわゆる外来種で、現在は沖縄本島全域に棲息するようになり 本来の導入の目的とは異なり沖縄本島北部のやんばる地域の希少動物を捕食などによって脅かしています。
研究室ではマングースに対して行動観察、外部形態観察、遺伝子分析など あらゆる面での研究を行っております。
私の研究テーマはDNAによるマングースの雌雄判別技術の確立で もしこの技術が確立できれば、野外で採取された被毛や死骸の組織などから雌雄判別を 行うことができ、得られたデータは個体群構造理解のひとつの材料となり得ます。 しかし野外で採取された組織からDNAを抽出し、そのDNAから雌雄を判別するというのは DNA自体の劣化などから、なかなか難しく、また私自身もおよそ1年前までは DNAに関して全くの素人でありまだまだ初心者といったところで、悪戦苦闘の日々ですが 充実した研究生活を沖縄で送っておりました。現在沖縄の私立興南高校に勤めています。よろしくお願いします。



資料室


◆ 閲覧室
日保50周年記念誌
紀州名犬語り草(PDFファイル) 石原 謙
日本犬資料誌『牙』1・2号
井上(丹羽)百合子,1987.08.01 『牙』 2
発行:牙の会(和歌山県那智勝浦町)
ページ:5〜29(PDFファイル)

在来家畜研究会編 「ENGRISH  SAMMARY ・参考文献」  1980 『在来家畜研究会報告』No.9
ページ:231〜253(PDFファイル)

出土犬骨考古関係報告文
日本犬・オオカミ・イヌ関係基礎論文
シーボルト資料のうち、イヌ科に関する史料 など

◆ 視聴室
古老の証言録音
各犬個体の猟能記録映像 など


以上に併行して、イヌの被毛の遺伝子分析による、類縁関係・個体識別の研究の現況や、 可能性を順次報告していきます。
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